【成長痛の代表格・オスグッドってそもそも…】

子供の頃スポーツをやっていた方、またお子さんがスポーツをがんばっている方は一度は聞いた事があると思います、成長痛の代表格「オスグッド・シュラッター病」、いわゆるオスグッドのお話をさせていただきます。

そもそも何が原因で症状が出るのかを理解されてる方はいるでしょうか?
いろんな説があるかとは思います。
でも、興味がある方は聞いて(読んで)もらえればと思います。

私が考えるオスグッドの原因

まず私が考えている成長痛(オスグッド)の原因は…

  1. 柔軟性不足
  2. 筋力不足
  3. 効率性低下

…の3要素になります。

①の柔軟性不足に関しては、成長期特有の問題として、身長が伸びるという事が重要です。
背が伸びるという事は骨が伸びる事。
その骨の伸びに筋肉を作るスピードが間に合わないと、筋肉は常に伸ばされている形になりテンションかかりっぱなし状態で、いわゆる柔軟性不足の状態になります。
筋付着部を常に引っ張ってる状態にもなる事から患部は炎症を起こしてしまう訳ですね。

②の筋力不足に関してですが、筋線維を切った輪ゴムとイメージしていただきたいです。
それを10本束ねた物と100本束ねた物を引っ張ったばあいどちらが強いでしょうか?
当然100本の方ですよね。
着地やターンの際に凄まじい衝撃が脚にかかるわけですが、その衝撃を受け止める役割も筋肉が担ってるので当然力強い方がより強い衝撃に耐えられる訳ですね。
なので体を守るには筋量・筋力は必要です。

③の効率性不足に関しては最も重要だと考えています。
オスグッドはもも前の筋肉(大腿四頭筋)の付着部である脛骨粗面に炎症が起こります。
膝の屈伸・しゃがみ込み動作では主に股関節、膝、足首が大きく動く事になりますが、しゃがみ方で各関節にかかる負担が変わるのです。
そのしゃがみ方で股関節が上手く使えない場合、膝や足首で使えない股関節の分も負担しなくてはならないからです。

〈良い例〉

〈悪い例〉

つまり動作が非効率的だと無駄な負担が膝にかかる事になり、オスグッドの症状が出てしまうのです。

当院での対応

以上が原因となる3要素ですが、当院では動作からしっかりチェックして効率性や筋力のバランスを調べた上で柔軟性の改善、痛みのある中でもできる筋力アップの方法、また動作効率の改善を図ってスポーツのパフォーマンスアップも視野に入れたアプローチを行います。
症状の程度によるのは当然ですが、痛みを取るのは当たり前。
その先にもっとパフォーマンスが上がる未来を作りたい✨
そう思ってます。

ここで言っておきたいのは、成長痛というけれど「成長」が原因じゃないよ!という事です。
もし「成長」が原因なら成長しない人間はいないので絶対誰しもが成長痛になってしまう事になりますし、そもそも片脚だけ痛くなるとか不自然ですね(両脚痛い人もいますが…)。
つまり「成長痛だから休んで待つしかないんですよね?」とかいう発想はナンセンスだとわかるはずです。

やれる事はある!
むしろ対応しなくてはならないのです‼️
そのスポーツやってるだけでは有効な筋力はつかなかった、適切な動作は習得できなかったという事を認知し、対応してください💡
その正しい動作習得へのサポートをさせていただきますよ😊
痛みを軽減させる治療もおそらくビックリしてもらえると思います😁

ご興味がわいた方はお気軽にご連絡ください😊
Tel…0256-64-8959
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